フィギュア&ミュージカルモード

フィギュアスケート(オタク)とミュージカル(ニワカオタク)とコスメの話が中心です。PC夏ど真ん中(ブライト&クールサマー)の脂性肌。

ロンドン・パリ旅行記1〜2日目③オペラ座の怪人観劇レポ前編

非常にヘタレなオペラ座の怪人レポートです。



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今夜のキャスティングボード

ジェラニモファントムさんの歌はとても素敵だと聞いているのでわくわく。



日本の公演のようにブザーやアナウンスが鳴ることはなく、劇場が暗くなったかと思うやいきなり槌の音とオークショナーの声が響いて幕が上がります。


舞台にはオークショナーとオークションに参加する紳士貴婦人たち。

車椅子に座ったラウルの動きはぎこちなく、かなり老いている様子。

ハンニバルのポスター、しゃれこうべ、とオークションが続き、猿のオルゴールが登場。

ラウルはその時一瞬固まり、視線をじっとオルゴールへ向けます。

最初の金額のコールでは誰も札をあげず、一度値段が下げられてからラウルがお付きのナース?に札を上げさせる。

(いつも思うけど、あれだけ欲しがっていたものなのに最初のコールに乗らないってあたり結構冷静に駆け引きしてるよね。)

競り合いの結果ラウルが落札する。

オルゴールを裏に引き上げようとする係員に向って「ボーイ!」と強く引き留めるラウル。老いた様子だったのに声は鋭い。

「A collector's piece indeed . . . 」と震えながらオルゴールに触れるラウル。

「Will you still play, when all the rest of us are dead?」のあと顔を伏してうっうっう…と泣くラウル。

ここでこんなに泣くラウルを見るのは初めて。

四季でもコンサートでも映画でも、 泣きそうになるラウルは見ていたけどこんな明らかに泣いているラウルは見たことがなかった。

ナースに大丈夫?と肩を叩かれ冷静になるラウル。


いよいよ666番のシャンデリアの登場です。

オークショナーはPhamtom of the Operaの言葉をだしてからにわかに語調が強くなる。

最後のイルミネイション!!はけっこう早口に言っていました。もう少し溜めてくれてもよかったな。

25周年のアールさんのイルミネイション!!の言い方がめちゃ好みです。


そしてあのジャーン!という音がなり、バチバチと火花が散り、ゆっくりとシャンデリアが上に上り出します。



シャンデリア大きい!豪華!!

火花もでかい!

オーバーチュアのドラマティックな音にのせて目の前をゆっくりと上がっていくシャンデリア。

ここで興奮のあまりすでに泣きそうになっている私。

ああ、いまオペラ座の怪人を生で観ているんだ…!と実感がわいてきました。



シャンデリアが上がりきり、カルロッタの歌声でハンニバルの練習シーンに入ります。かなり小柄で痩せ型のカルロッタ。

リハ中とはいえ、後ろにいる人たち結構サボってます。

鞭をもって登場した奴隷頭がゴツい!!出発前に25周年のセルゲイを見てきたから余計ゴツく感じられます。よくあれで踊れるなぁ。

クリスとメグは遅刻した様子?

途中から参加してます。

ロームの発音を直され止められるピアンジ。カルロッタが物凄い顔で睨んでます。

ピアンジのセリフはあんまりイタリア訛りな感じはしませんでしたが、聞き取れなかっただけかも。

レイエさんとのやりとりは一瞬でした。てかレイエさん怖いな。語調が強いです。


カルロッタとピアンジの掛け合いはなんだかお互いダルそう。みんなやる気ないのね…^^;

ハンニバルの象さんが登場し、よじ登ろうとするも登れないピアンジ。

後ろからお尻を支えようとするキャスト。

ようやく登り、曲に遅れて剣を振りかざすピアンジ。

このヨチヨチ感が赤ちゃんか子ブタのようでした。かわいい。

音楽がやむとみんなはーぁって感じでまわりと喋り出します。

マダムジリーはここでバレリーナにレッスン。

うろ覚えだけどここでクリスとメグはまた二人でおしゃべりしていた?

練習中の二人は本当に若い女の子って感じで、すぐサボっておしゃべりしちゃうんだなーと思った記憶があります。


そんな中ムッシュフィルマンとムッシュアンドレが登場。

カルロッタに挨拶する前に一瞬顔を見合わせる二人。面倒な奴だからな、気を損ねないようにやれよ、って感じ。

アリアを聞きたいといったムッシュアンドレの言葉に対してみんなえーって感じの声をもらす。

そんなあからさまでいいの??

ムッシュアンドレが言われるのなら…と言いながらもやる気満々のカルロッタ。

周りにどきなさいよ!と威嚇。

レイエのピアノよりかなりゆったり歌い出す。

周りは誰も聞いてません。あーあ、またはじまったわーという感じ。

フィルマンとアンドレもあんまり聞いている様子でないけど、君たちくらいちゃんと聞きなさいよ!


カルロッタがうっとりと歌っているなかで、デデデデデ…の音で急に落ちる背景のスクリーン。

きゃあっと騒ぎ出す役者たち。

「He's here,the Phantom of the Opera!」と歌うメグ。

しかしメグ、ここで痛恨の音外し!!

大事な一言目だったのにー!痰が絡んだみたいなしゃがれた声になってしまいました。

ブケーが呼び出され、何もしてねえよと言い返す。このブケーはイメージ通りのブケーでした。

アンドレが良くあることですよ、と怯えるカルロッタに声をかける。

「Things do happen…?」

と震えながら怒るカルロッタ。

ここで分かったのですが、このカルロッタほとんどイタリア語訛りがありません。

25周年ではシングスドゥアーペン?!とかなりイタリア語訛りを強調していましたが、このカルロッタはそんな感じはなかったです。

もう歌わない!と切れて走っていくカルロッタ。

それをしょうがないなめんどくせえといった感じを出すものの追いかけるピアンジ。

二人の支配人への「Amateurs!」は短くバシッと言っていて、25周年ではお前らはプリマの扱いがわかってないなあといった感じでしたが、今回は面倒事を増やしやがって!って感じでした。


代役はと聞かれて、代役はいないですと言ったレイエに被せるようにメグが、クリスティーヌなら歌えます!と声を上げる。

クリスティーヌはちょっと急になによ、といった風にメグの腕を掴む。

マダムジリーの勧めもあり、歌うことになるクリスティーヌ。

think of me…と弱々しく歌い出し、周りの役者たちはダメダメじゃないと首を振ったり方をすくめたり。

逃げ出そうとするクリスティーヌに、マダムジリーが睨みつけます。

段々自信をもって伸びやかに歌い出すクリスティーヌ。周りもおっ?と目を向けます。

そのままハンニバルのシーンへ。

クリスティーヌのアリア、とっても素敵でした!伸びやかな声が出ていて、表情もキラキラしていて可愛い!!

「Can it be...?」でラウル登場!

第一印象から、このラウルいいわー!と思いました!!

なんだか溌剌としていて弾ける若さを感じます!

支配人ズがそんなラウルを見てニヤニヤしてます。


クリスティーヌの最後のthink of me!のところ、メロディがいつもと違ったのですが、どう違ったのか覚えてない…



ハンニバルは大成功を収めて、みんな大興奮!

そこへ聞こえるファントムのブラヴァ…の声。

出たーー!!!ファントム様!!!
ファントムのブラヴァは先生が生徒を褒めるような落ち着いた感じのもの。ラミンみたいなクリスを落とそうしてるんじゃないかと思わせるうっとり甘い感じではありません。

ブラヴィッスィーマーの最後がとても低くて、大人の男を感じさせて素敵。

メグが登場してangel of musicへ。

今回のメグは結構声低め?メグの声って砂糖菓子みたいな可愛い声ってイメージがありましたが、どちらかというと元気っ子な感じのメグ。

対してクリスティーヌはきゃっきゃしていて幼い感じ。かわいい女の子という雰囲気がよく出ています。

二人で話しているとマダムジリー登場。怒られるメグ。

メグは返事もせずスタコラサッサと逃げて行きました。気が強そうなメグだ。


マダムが去り、クリスがドレッサーに向って座り何かをしていた…立てかけてある写真を見たりしていたような…

そこにラウル登場。

はじめはムッシュ?とわからない様子。

パパの思い出の話をしてようやくラウル!と気づくクリスティーヌ。

ここのラウルが、あのクリスティーヌがこんなに綺麗で歌も上手くなっててもう最高だぜ!って感じに浮かれていて可愛かったです。

そして溢れる下心。クリスの後ろに回って両肩に手を置くところなんて顔も近いし手で肩包んでるし、ラウルチャラい!って思いました。

クリスティーヌはラウルの下心に全然気づかず、全て音楽の天使のおかげなの…と夢見がち。

そんなクリスティーヌを見てラウルはおぼこくて可愛いなあといった様子。

ご飯行こう!とラウルがハイテンションで誘うと、さっと雰囲気が変わるクリスティーヌ。

かなり強く無理よ、とクリスティーヌは断るのですが、浮かれたラウルは聞きません。

クリスティーヌはドレッサーに顔を突っ伏して「Things have changed, Raoul!」と言います。

ここのセリフ、いつも引っかかるのです。

エンジェルは厳しいと、クリスティーヌは言っています。レッスンが厳しいのはもちろんでしょうが、ファントムはそれ以外の身の振り方というか、嗜みみたいなものも教えていたのでしょうか?
子供の頃とは違うの…!!と嘆くクリスティーヌは、もうお互いがただの幼馴染ではなく、男女の仲にもなれる存在であることを自覚しています。
あんなに夢見がちでおぼこなクリスティーヌが、そこまで考えるでしょうか?
17歳なんだから当たり前?でも普通の17歳はパパが音楽の天使を遣わしてくれるなんて考えないと思うんです。
あの頃(子供時代)とは違うの…なんて意味深に嘆かれると、私なんかは下衆な勘繰りをしてしまうくらいなんですが…~_~;
(LNDもみちゃったしね)
ここってどういう意味合いなんでしょう?詳しい方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。

こんなに長くなってしまった…中途半端ですが続きます!