ロンドン・パリ旅行記7日目その④本格フレンチディナー
貧乏旅行とはいえ、一度は食べたい本場のフレンチディナー!
日本で、色んな方のブログや旅行記を拝見していくつかお店をチェックしておきました。
その中でも特に行ってみたかったのは、
Au Bon Accueil
14 Rue de Monttessuy, 75007 Paris, フランス
スケジュール的に予約するのが怖かったので予約しなかったのですが、エッフェル塔の近くにあるので今しかない!とダメもとで伺ってみました。
瀕死だった携帯が途中で息絶えてしまったので、記憶でお店に向かう…。
そんなに複雑な場所ではありませんでしたが、一本路地を入ったところにお店はありました。
お店を開けると、ノッポのギャルソンさがにこやかにお迎えしてくださいました。
2人で予約してないんだけど席はありますかと聞いたところ、ラッキーなことにひと席だけあいているとこのと!やったー!!
中は狭めながらもお客さんでいっぱい。
もうちょっといいカッコしてくればよかったなぁ、でも一応革靴だからいいよね…とドキドキ。
メニューは前菜、メイン、デザートをメニューからチョイスするプリフィクスコース。
フランス語のメニューしかないので、わずかな知識と友人の携帯アプリの仏語辞書を使って解読。
私が頼んだのは(たしか)ホワイトアスパラガスのポタージュ、豚のロースト、桃とバジル(!)のスープ
友人は鴨のローストとサラダ、牛のコンフィ?、イチジクとチーズのデザート
コースの前に黒と緑のオリーブがカクテルグラスに入って出て来ます。
おいしいオリーブでしたが、メインが来た時に下げられてしまって、もったいなかった…
スープポットからうやうやしくサービスされたスープ(友人撮影)
これが絶品!!
そして冷えた体に沁みる…
量もたっぷりで、前菜からテンションがあがります。
友人が頼んだ鴨のローストサラダ(友人撮影)
こちらもボリューム満点!!もちろんおいしい!!
彩りもいいですねー。
このタイミングで携帯が奇跡の復活
私のメイン、豚のロースト
シンプルながらも旨みたっぷりでジューシー!
コンフィみたいになってました
お肉がやわらかくて優しい味。
メインはどちらも量が多かったですが、シンプルで飽きのこない味だったのでペロリと食べられました。
それと、付け合わせのマッシュポテトがすごく美味しかったです!
たっぷりとしたバターの香りと、滑らかな口あたりがたまりませんでした。
お腹はしっかり満たされましたが、デセールは別物💕
実は、メニューの中でどれよりも名前が長かったのがデセールで、頼んだもののどんなものが出てくるかさっぱりわかりませんでした。
自分が頼んだもので拾えた単語は「桃・スープ・バジル・フロマージュブラン」
友人のは「イチジク、ブルーチーズ、アイス」
他にも単語がずらずらずらーっとならんでいて、さてどんなものが出てくるのかと思っていたら…
ばーん!
じゃーん!
なんだか明らかに今までと雰囲気が違う!!
私が頼んだ方(緑)は、桃のスープだと思っていたのに、これはむしろバジルのスープ。
上に乗った大きな白いものはメレンゲ菓子です。
これ、おいしいー!!
スープ自体に甘みはほとんどなくて、口に入れるとバジルの香りがいっぱいに広がります。
そこに桃の香りや、フロマージュブランの優しい口どけ、バニラアイスの甘みなどが乗っかるのが素敵!!
友人の方はイチジクがどうなって出てくるかもわからなかいで頼んだのですが笑、セミドライイチジクに、上の絞ってあるのがフロマージュブラン、右側がバニラアイス、真ん中のクリーム色のがブルーチーズのソース。
これもおいしいー!!
見た目以上に濃厚なブルーチーズのソースがデセールなのにお酒を呼びそう笑
クランブルにアーモンドが混ざっているのも楽しいです。
前菜とメインはオーソドックスだっただけに、この独創的なデセールにかなり驚きました。
でもおいしかったー!!
食後のコーヒーを一人分しか頼んでないのに、プティフールはちゃんと2人分出してくれたところもありがたかったです。
(しかし肝心の写真がない!!!!!)
プティフールのガレットとゼリー、どちらもとっても美味しかったです!
ガレットが大好物なのですが、バターたっぷりでサクサクでかなり理想形!ゼリーも果汁をそのまま固めたようなしっかり酸味があって、スッキリします。
本当にほんとうに、最後まで大変おいしくいただきました。
ご飯ももちろん素晴らしかったのですが、特筆すべきはギャルソンさんのサービスだと思います。
フロアを男性お二人でまわしているのですが、お二人ともとっても背が高くて、なんだか雰囲気が似ています。
このお二人の笑顔が優しくて穏やかだったので心からリラックスして楽しめました。
英語でゆっくり話してくれるから聞き取りやすいし、サービスも気さくながら丁寧でした。
あの雰囲気ってどうやったら出てくるんだろう…いいなぁ…あんな空気感の人になりたいなぁ…と思いました。
おいしい?と聞いてこられたので、とても美味しい!と頑張ってフランス語で返すとすごく嬉しそうに笑ってくれたのと、あとどのタイミングか覚えていないのですが、パチッとウインクしたのも印象的。
ウインクがさりげなくてかつ様になるなんてずるい!!笑
素敵なギャルソンさんも含めて、また行きたいなぁと思わせるお店でした。
お会計も2人で€96、日本円で13500円ほど(2014.10現在)と、とってもリーズナブルでした。
ごちそうさまでした!