ロンドン・パリ旅行記4日目その⑦レミゼ観劇レポ
日記が進まなくてサボっていたらずいぶんと時間が経ってしまいました。
私が感激したフォンティーヌ役のCelinde Schoenmakerさんは、来年1月でフォンティーヌ役を終えるそうです。
今後はまたオーディションを受けて他のショーに出るとのこと。
SW News: Celinde Schoenmaker who is currently playing Fanzine in Les Miserables The Musical in London's West End,... http://t.co/0e3IsrRict
— STAGE WORLD Magazine (@StageWorldMag) 2014, 11月 18
私が見たフォンティーヌがいなくなると思うとさみしいですが、次はどんな役を演じられるのでしょう。楽しみです。
レミゼレポが進まないので、ABCカフェとメモが残っているところだけ…
10年後のパリ。
LOOK DOWNの歌が響きます。
コーラスの中に、1人飛び抜けてうまい人を見つけたんですが、あれは一体どなただったんでしょう。学生の中のメンバー?
舞台下手のせり出たセットに手をかけてよじ登っていた、赤の縞のベストを着た長めくるくるヘアの方だったかと思います。
うまかったなー。
ガブちゃんはちょっと背の高いひょろっとした子。FOLLOW ME!!の声が元気良くて可愛かったです。
ここの登場シーンでのエポニーヌのことをあまり覚えていないのが…結構マリウスにも荒っぽかった気はしますが。
マリウス役の人は登場からおっ歌上手!と思いました。
大人コゼットの第一印象は可愛いコゼット!
Twitterを見ると普段もめちゃ可愛い方みたいです。
びっくりしたのは、マリウスとコゼットが出会ったシーンで会場が大爆笑したこと。
このシーンで笑が起きるなんて想像もしていなかったので、え?なに??と動揺。
なんであそこであんなに笑いが起こったのあまりにも漫画チックだから??
いつもそうなのかな…ええ…それも謎…
私は、二人が出会った瞬間をみた時のエポニーヌの切ない表情に目がいっていたので
、笑うどころではありませんでした。
二人が恋に落ちた瞬間を目の当たりにしてしまったエポニーヌ…切ない…!!
お待ちかねのアンジョルラス登場シーンでは、一瞬あれ?どれがアンジョ??と迷う笑
あまりの細さに前に誰かがいると見えなくなる笑
線の細い美少年、といった風の方でした。
見た目が若い!!かなり童顔?
声も結構高いかも。
アンジョルラスのスタンダードがどんなものかわからないのですが(なんせ私が知っているのは革命を成功させてしまいそうなラミアンジョ)、一言で表すなら"若すぎたリーダー”。
全体を通して、孤高のカリスマというよりも、理想だけしか見えず突っ走ってしまった若い少年というふうに見えました。
そして大好きなグランテールも登場〜
グランテールの見た目がとっても素敵♪
ハドリーのグランテールもイケメングランでしたが、負けてないです。
ほんの少しだけ観劇後に気になったところをメモっていたんですが、見事にグランテールのことしか書いていない!!笑
グランテールばっかりみていたみたい。
グランテールはマリウスとガブちゃんのお兄さんという感じ。何かにつけてかまってあげてましたね。
ジャベールを「嘘つき!」とガブちゃんが指摘したときには、嬉しそうな顔で良くやった!と撫でていました。
エポニーヌのことで落ち込むマリウスに大して慰めようとするアンジョルラスを止めるシーンでは、マリウスのそばに行こうとするアンジョの前に体を入れて、俺が行くからお前はあっちで作戦練ってろ、と指を指します。
この時、アンジョルラスは不満そうに踵を返して、一度だけマリウスを見返してクールフェラックたちの元に戻っていきました。
逆にガブちゃんの最後のあとのグランテールの落ち込みようは見ていられませんでした。
ずーっと落ち込んで、上手側で座り込んでしまっています。
慰めようとする手を振り払ってお酒を飲んでいました。
その落ち込んでいる中でのアンジョルラスの最後ですから…
最後の希望を奪われたような、茫然自失の様子…!
フラフラとバリケードを登っていき、両手を大きく広げて自ら打たれにいきました。
そして崩れ落ちるグランテール…。
グランテールは最初からこの計画が失敗するとわかっていたのかもしれませんね。
だからこそ自分より若く未来のあるマリウスやガブちゃんを気にかけていたのではないでしょうか。
成功するとは思っていない、でもそこにアンジョルラスがいるから、ただアンジョルラスと共にある為にABCに、参加していたのかなと思いました。
結局戦いには参加していませんでしたしね。
それを思うと、あの繊細で若さのあまり理想だけをみて突き進んでしまったようなアンジョルラスと対照的だなと思いました。
(返す返す思うんですが25周年でのアンジョとグラン、あんなに仲良しでよかったんですかね?
まあラミアンジョも孤高の人には見えませんでしたが。カリスマがあり過ぎて周りの学生たちが「彼の夢の為なら塵と消えても!」と集まる信奉者のように見えました…。)
ガブちゃんの最後のシーンは、グランテールに止められたガブちゃんがこっそり抜け出すところからもう涙が…!
こんなに可愛いガブちゃんが死んじゃうのがわかっていても辛い…。
投げた袋は、そのままキャッチは出来ませんでしたがちゃんとバリケードの向こう側に落ちていきました。よかったね、ガブちゃん。
エポニーヌがマリウスの手紙をジャンバルジャンに届けるシーン。
塀をよじ登ったエポニーヌを不審げにみて、手紙を受けとったあとに、一瞬動きが止まってそれからガバッとエポニーヌの帽子を取ってしまいました。
その瞬間に全てを悟ったんでしょう、優しくエポニーヌの肩を抱いて、こちらからおいでなさいマドモアゼル、と門を開けてあげました…。
ああ切ない…!!
こんなシーンがあるとは知らなかったので、胸がきゅーっとなりました。
ジャベールの自殺のシーンでは、ジャベールが自嘲気味に、ハッと笑ったのが印象的。
今日のジャンバルジャン役の方が、普段はジャベールアンダーなためか、ジャンバルジャンとジャベールがより一層対照的でありながらとても似た存在であると感じました。
そしてずーーーっととばしてラストのシーン。
椅子に腰掛けたジャンバルジャンの、BHHリプライズ。
一音目から涙が出てくる…優しくて切ないBHH…
そして後ろからジャンバルジャンにそっと寄り添うフォンティーヌをみてまた号泣。
泣きすぎて、最後のほうはフィルムタイプのマスカラが溶けて頬に張り付かないよう必死でした。
幕が下りた瞬間に観客総立ち!
周りの興奮と熱気、それを受けるキャストのキラキラした顔を見る限り、神回と言ってもいい回だったのではないでしょうか。
本当はフォンティーヌとバルジャンにこの感動を伝えたかったんですが、SDが何処かわからず…>_<
ちゃんと調べておけばよかった!!
でも、本当に素晴らしくていい思い出になりました。
また見に行きたいー!!!
帰り道でもまだ鼻をズビズビ言わせているほど笑、感動で胸いっぱいになりました。
それにしても、夜もかなり更けているのに街を普通に歩けてバスで帰れるロンドン。
本当に観光しやすいなぁ…。
ホテルに着いた頃にはもう12時近く。
パンフを見返したり感想を言い合ったりと興奮冷めやらぬ状態でしたが、流石に疲れてお布団に入ると3秒で寝てしまいました。
明日でロンドンとはお別れ、花の都パリに向かいますー!